L'Arc-en-Ciel(ラルク・アン・シエル)アンオフィシャルファンサイト

COUNTDOWN---HYDE solo single

Japanese + English ver. 意訳

抱かれていく あらゆる欲望に
欲しがる身体 尽きるまで
早く抜け出すなら 逃せない この瞬間
暗闇から君を連れ出すために

「彼」の光の中へ 入って行きたい どうしても

そばにいて まぶしい世界を見せたい
限界を超えよう もう時間がない 僕と行こう?

13,12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2

科学の発展におびえながら
それでも求める 進化したい
沈む静寂から忍び寄る カウントダウン
あれが最後のコール!

「彼」に気付いてもらいたい どうしても

そばにいて
殻を引き裂いて 運命なんて 変えてやる
限界を超えよう 地の果てまで 僕と行こう?

あそこへ もっと近くへ 光の中へ どうしても

そばにいて まぶしい世界を見せたい
限界を超えて! もう時間が無い 届け!

そばにいて 限界を今超えて
この世界はもろく壊れやすいんだ 夢じゃないさ 僕と行こう?

13,12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2,1


All English ver. 意訳

抱かれていく あらゆる欲望に
ゆっくりと終焉に近付いていく 這うように
出口は見失ってしまったけど
僕は待っている 君を暗闇から連れ出すその時を

「彼」の光の中へ 入って行きたい どうしても

そばにいて 僕が壁をぶち壊し 運命なんて 変えてやる
限界を超えよう 何も保証はないけど 僕と行こう?

13,12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2

科学の発展におびえながらも 僕らには進化が必要だった
「意味」が欲しかった 生きていることの「意味」が
今夜はあまりに静か過ぎて まだ聞こえているよ カウントダウン
あれが最後のコール!

「彼」に気付いてもらいたい どうしても

そばにいて 僕が壁をぶち壊し 運命なんて 変えてやる
限界を超えよう 何も保証はないけど 僕と行こう?

あそこへ もっと近くへ 光の中へ どうしても

そばにいて 僕が壁をぶち壊し 運命なんて 変えてみせる
一緒に超えよう 保証はないけど 僕と行こう?

そばにいて どうしたって僕らの運命 変えなきゃいけない
世界はもろく壊れやすいから
保証はないけど 僕と行こう?

13,12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2,1


解釈

Are you in?」について私は副詞のinを「参加する、加わる」という意味に解釈しました。

get into his light / his sight」については「his(彼の)」の解釈が難しいところです。私はこれを「」のことだと解釈します。hydeはこれまで神を否定しながらもどこかで神の存在を求めるような歌詞を書いてきました。神の定めた(滅びの)運命(=終焉、限界、壁)なんて自分たちで超えてやろう、と言いながらも、光溢れる天へ高く入って行きたい、神の光に触れたい、もがきあえぐ自分たち人間の姿をどうにか神の視界に入れ、救ってもらいたいんだ・・・そう願っているのではないでしょうか。

またhydeはいつも人間の愚かさを嘆いています。人間の「生」に対する身勝手な貪欲さがこの地球をどんどん浸食していっているんだと。けれどそこには「生きることの意味を得るためには進化が必要だったのだ」という理解を加えています。もろく壊れやすい世界にあって、科学の発展と力の強大化が地球を蝕むことに怯えながらも、それでも止められないのは、「意味が欲しかったから」。どうして生きていくのか、何を求めているのか。人間が手に入れたいのは究極的にそこなのかもしれません。

I wanna be there / Need to be closer」・・・there(あちら、そちら)が一体どこを指すのか、closer(より近くに)で一体どこに近付きたいのか、結局限定することは出来ませんでした。それが「眩しい世界を見せたい」と思うのもとなのか、「どうしても入って行きたい」と願う「彼の」「彼の視界」のことなのか。

カウントダウン、最後の秒読みは「1」で終わり。ゼロ、の次に私たちが見る世界、それがどんな様相を示すかは、これからの私たちの行動次第なのだと、きっとHYDEは訴えたいのです。この曲自体が「最後のコール」なのです。


単語意味

  • Embraced in〜」〜の中に含まれる、取り囲まれる、抱きしめられる。embraceの受身
  • all desires」あらゆる欲望。desire願望、要望。all+複数形全ての〜。
  • moment」瞬間。moment to do〜する時、〜する時期
  • save A from B」AをBから救う、救出する。(fromは分離の意味を表す)
  • want A B」SVOC。AにBであって欲しいと思っている。
  • want it A to do」SVOCで目的語が長くなる場合は形式目的語を用い、to不定詞を後置。
  • higher」副詞high比較級。より高く、より高額に、より高度に、より激しく。
  • get into his light」彼の光の中へ入る。(何らかの困難を伴うことが含意される)
  • Stay on my side」私の傍にとどまっていてくれ(命令形)。
  • Let us exceed」〜を越えていこう。Let usLet's=〜しよう。
  • are you in?」君は中にいる?in中に、在宅して(副詞)
  • Afraid of all the science」全ての科学を怖れる。all (of) the scienceofの重複避けて省略
  • countdown」秒読み、カウントダウン
  • It is the final call!」それは最後の呼び声。call呼び声、合図
  • get into his sight」彼の視界に入る。sight視界、視野、見ること
  • change our fate」私たちの運命を変える。fate神によって定められ絶対不可避、という意味含む
  • I wanna be there」あそこにいたい。wannawant tothere(ここhereに対応して)そちら
  • Need to be closer」より近くにいる必要がある。close副詞。接近して、すぐ近くに
  • Frail is the world」世界は壊れやすい。=The world is frail.(frailを強調するため倒置)
  • crawl towards the endcrawlはう、のろのろ進む、towards〜へ向かって、end終わり、限界
  • evolution」発展、進化
  • break through〜」〜を打ち破る、突破する。
  • guarantee」保証する、約束する。
  • be supposed to do」〜することになっている


2005/10/13

inserted by FC2 system