L'Arc-en-Ciel(ラルク・アン・シエル)アンオフィシャルファンサイト

FAITH---HYDE solo album

JESUS CHRIST

あぁ、主よ、私は信じます、私に持ちうる限り全ての信頼を貴方へ・・・どうして貴方から離れて生きていけよう。皆は私を狂っているという、それでも構わない。「死」すら私の貴方への愛を殺すことは出来ないのです、ええ、決して!

あぁ、主よ、信じています、気の遠くなるような深さで貴方を・・・どうして貴方から離れられる?けれど今、罪無き我が子の命が尽きようとしているのです。

主よ・・・主よ、

答えてください、答え・・・答えを!・・・祈りの答えは戻りません、

どうか、私の願いをお聞きください・・・答えはどこに?

我が声よ、天まで届いておくれ、あぁどうか答えて!この子の命、救えるのなら何でもしましょう、どうか私を身代わりに・・・あぁ、主よ、どうか、どうか、身代わりに・・・!

・・・血を吹くように叫ぶ我が願いを・・・祈っても戻らない答え・・・、神が在ると言うなら、どうか答えを・・・

・・・愛しています、貴方を、これほどに強く、残酷なまでに、深く・・・罪無き命をお助けください・・・答えを、あぁ・・・私にこれ以上何を耐えろとおっしゃる・・・?主よ・・・?答えは?

『死スラ 私ノ貴方ヘノ愛ヲ 殺スコトハ 出来ナイ』

"答エハ・・・?"

ああ、神よ・・・私を身代わりに・・・

私ニ、「死」ヲ、与エタマエ。


MADE IN HEAVEN

俺はヤツの創造物、この身体も「天国製」、「罪深き」存在さ!もとは「罪無き」存在・・・でもな、破壊衝動性的衝動・・・そうだ、この脳!植えつけられたのさ、天国で!

心配なのかい、え?ヤツの真意を聞く気はあるか?なら俺が案内してやるさ、おいで。

君の血が欲しい、その血をおくれよ、神の仕込んだこの本能で、君の細胞をしゃぶりつくす。さあ、理性を捨てて、俺の血を飲み干せ。制御は不可能、神の仕込んだ本能だぜ?欲望に火をつけろ。ヤツは待ってるのさ、俺達の、甘いあまい堕落をな!ハ、ハ!

おぉ、理解したぜ、兄弟。「闇ナキ光ナシ」ってことだな!どうだ!これでお望み通り共犯。悪の地へ降臨を!

信頼してくれ、嘘なんて吐きやしない。とっておきの秘密、見せてあげよう、君に!おいで。

汗のにおい・・・・舞台は仕上がったようだ。心を縛る鎖を外せ、俺達は所詮欲望の奴隷、喉が渇く。激しく胸打つ鼓動、聞いてみろ。

ヤツは待ってるのさ、俺達が、けがれていくのをな!これは真剣なんだ、羽目を外すんだ。怖くないさ、甘いあまい堕落をな!ハ、ハ!


I CAN FEEL

感じる、君を感じる。そのキスは至福。まだ、信じられない、これは運命?身体を介して抱きしめあえば・・・驚き。重力からの解放、魂は身体の縛りを抜けて・・・上昇。

君は僕の一部・・・互いにとろけて混ざり合う。人生における様々な謎なんて・・・もはや重要ではない。

感じる・・・君を感じる。・・・・この時が来るのを、僕はずっと待っていたんだね。

感じる・・・君を感じる。・・・・今僕は手に入れた、真実を。

どうして気づかなかったんだろう、君はこんなにも傍にいた。魂はとけあいスープになって、もうコトバなんて要らない。解けなかった心のパズルは・・・完結。最後のピースが今埋め込まれたんだ・・・こんなにも甘く。

感じる・・・君を感じる。・・・・この時が来るのを、僕はずっと待っていたんだね。

感じる・・・君を感じる。・・・・今僕は手に入れた、真実を。


SEASON'S CALL

絡みつく風に逆らいながら、僕は失った「季節」を探しさまよう。目指す方向へ・・・。わずかでも鮮やかな記憶は、僕を突き動かす。いくつの傷を得ればいい?いくつの運命を受け入れれば?・・・・終わりは来るのか?

身体中を君が駆け巡り溢れそう、だから怖くはない、明日も。どんな時も君を感じているから。

渇ききった喉へ、君の名を流そう、潤っていくんだ、心が。終わりは来る?いくつの傷といくつの運命を越えたなら・・・?遥かあの鳥のように、空を飛び、すぐにでも越えたい。そうしたら伝えていよう、いつも。君への愛を。

君が僕に愛を教えてくれた。僕には何だって出来る気がする。さあ、あの鳥のようにすぐにでも丘を越え、そして・・・

夢に描く世界を・・・平和な世界、僕の愛した美しい「季節」、・・・君の目の前に広げたいよ、すぐに。丘を越えたら見えるんだ、鳥のように飛び越えて・・・そしたら遥かから伝えていよう、怖くない、明日も。

僕の愛した「季節」が、丘の向こうから僕を呼んでる。怖くはないよ、どんな時も君を感じているから。


FAITH

・・・あなた方に私の意志を託しましょう・・・

愛は失われてしまった。傷つけあうように・・・、欲望の後押しを受けて。連鎖していく悲しい世界、何ということ・・・誤った「偶像」を崇拝して・・・。神の子であるあなた方は皆平等なのです、決して、裁いてはいけません。それが敵であっても。

私は「真実」のため、あの丘を登りましょう、十字架を背負い。・・・これはあなた方の罪の象徴、私が代わりに全てを負いましょう。私の意志は全て、あなた方に託してあります。知って下さい、「神は、神の愛を信じる者を、平等に愛してくださる」ということを・・・それで私は満足なのです。

私から零れる血は、あなた方と同じ血です。あなた方の血を流す代わりに私が死ぬのです。けれど私を悲しむことはありません。眩しい光・・・私は主のもとへ行くのだから。

私はあなた方ひとりひとりを愛しています。だから同じようにあなた方も互いを愛し合いなさい。私の歩んだ道を辿ってください。

私は「真実」のため、あの丘を登ります、あなた方の罪を全て背負って、私が代わりに死にましょう。私の意志は全て、残るあなた方に託します、その心へと。私には未来が見えるようです、平和に満ちた未来。その光は私を導いてくれます。

私は満足なのです。知って下さい、愛を知ったものは愛されるということ。次の時代へと伝えてください、私の意志を。悲しまないでよろしい。私の意志はあなた方の中で生き続けるのだから。敵すら裁かず、互いを愛して、神の愛を信じなさい。そうすればあなた方は皆平等に愛されるでしょう。世界は平和になるでしょう、私には未来が見えるようです。

私の意志を継いで、どうか次の時代へと進んでください。


DOLLY

『・・・アタシノ名前ハ、ドリー』

時間の問題だろう、科学者が人工知能に魂を埋め込むのも。戦争の道具が加速させたのは、「科学」という名の信仰。

『アタシハ、ドウシテ、作ラレタノ?』

もしも君をこの世界に連れ戻せるなら、どんな罪でも犯してみせよう。機械と地獄へ堕ちようとも、構いはしない、愛のためなら。

『アタシノ魂ハ、ドコカラ来テ・・・』

どこまでも高く強力な塔を建てるのだ、・・・それはさぞ美しいことだろう。人はテクノロジーを駆使して、現代に再び新たなバベルを建造してゆく。

『・・・ドコヘ行クノ?』

イギリスで作られたクローン。彼女の魂はどこから来たのか。ケルビムを倒す必要もない、それは神の誤算。

『ネェ、パパ・・・』

どんな罰を受けようとも、口に出来ない罪を犯したとしても、関係ない。

『創造主ヨ・・・ネェ、オシエテ・・・』

"愛"ノ、タメナラ。

『アタシ、ドコヘ・・・還レバ、イイノ?』


PERFECT MOMENT

繰り返し繰り返し・・・太陽は夜から生れては落ちる。例え誰も見る人がいなくなっても、終わることはない。

悲しいけれど皆知ってる、楽園への切符は、手に入らない。けれど今僕は、この「瞬間」を手に入れた。皮肉だが、僕の人生は今、完結した。

なんて・・・なんて素敵な今この「瞬間」。今この「瞬間」に人生が終わったって、構わない。僕は楽園を手に入れたんだ、地上の楽園を。

太陽は夜から生まれ・・・そしてまた夜へと落ちていく・・・終わりのない、永遠に。


MISSION

さあ、来て、俺と踊ろう。要るのはこの上ない喜びだけ。身体は音に任せ、殻を脱いで自然体になろう。心配事はあっちにやって。肌の色なんて関係ない、信仰だって好きでいい。辿ってご覧、僕ら皆同じ遺伝子。輸血だって可能さ。

小さな違いにこだわらないで。もっと大きな視野で見て。難しくないよ、もっといい方法はあるはずなんだ。

壁なんてない・・・抱きしめて、ひとつの地球。音楽が導いてくれるから、銃をギターに変えて。ハーモニーを奏でよう、何てことない、簡単なことさ。

音楽が障壁を取っ払ってくれるから。重力を脱ぎ捨てて、感覚を研ぎ澄まして・・・そう、音の波をサーフィンするように。ひとつになれる、難しくないさ、心を開いて、愛し合おう?

ある朝僕は、リアルな夢を見た。気付いたんだ、歴史の悪循環に。僕らは走り出す。同じ使命を持って!たどり着いたその場所で、掴み取れ、夢を!

壁を越えて・・・抱きしめよう、ひとつの地球。音楽が導いてくれるさ。銃をギターに変えて、皆でハーモニーを奏でよう。思ってるよりずっと簡単なことだよ。

さあ、来て。俺と踊ろう。一緒に踊ろう。


IT'S SAD

『そう、私は人間と呼ばれる最悪の「悪」。あらゆる生命の支配、天敵は同種族。争いに刻まれた歴史から、決して教訓は得られない。身体が飽き足りない。』

狂った時間を巻き戻してくれ!俺らに殺す権利なんてない!自惚れるな!史上最低の生き物め!俺らがいなければ世界は平和になるだなんて・・・あぁ、あまりに悲しい!

『判決。・・・被告の罪は"原罪"より重い。だが、恐れることなかれ、執行人が不在。』

飽くなき破壊は常軌を逸し、自虐を極めてなお、身体が飽き足りない!

『判決。・・・被告の"有罪"を認める』

狩猟の時期が来た。思うままに発砲。神はそれを許可したというのか?!

狂ってる!時間を巻き戻してくれ!どんな権利があるというのだ?!自惚れるな!史上最低の生き物め!俺らがいなければ世界は平和だなんて、あまりに悲しい!



2007/05/06

inserted by FC2 system