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ROENTGEN---HYDE solo 1st album


1 UNEXPECTED

「約束」は交わされていたんだ
不意に 僕らの知らない間にさ

遠い遠い命の記憶

道は答えを探し当て するするとほどけていった
時も空間も貫いて 真っ直ぐに 君のところへ 僕を導いた

月の光に照らされた広場に出て その向こうへ 手を伸ばしたら
不意に 手と手が 触れ合った 君の手に

その瞬間さ
星という星が 僕らを祝福する その真下で
僕らに 生命が 宿ったんだ

そして 不意に

僕らは 出会った

君と僕の この出会いは 予期せぬものだった けれど
生まれ出る前 不意に交わされた あの約束
あの時から 決まっていたことなんだ


2 WHITE SONG

息をする 凍てつき浄化された 冬の空気

僕は 幸福に満ちた眠りの中で 夢を見る
雪は 優雅な美しさで 舞い落ちる 僕は 冬の深い魅力に 心躍らせる

もう待てないよ さあ

凍るよう 人々は火の回りに 身を寄せる

でも僕には分かる 冬の寒さが持つ あらゆる温かみを

梢には 霜が降りて 輝く
今夜は 銀の色して 微かにきらめく

もう待てないよ さあ

すぐにでも 雪よ 降り注いでくれ 僕らの上に あらゆる所に・・・
見る間に 雪は 降りしきり 世界を一面 白で覆う
全てを リセット もう一度
―ゼロから

そうだ どんどん どんどん・・・
あたからも 空から ダイヤモンドが 降ってくるようじゃ ないか

壊れた心へ 降り注いだなら 遥かな季節も 渡って行ける!

すぐにでも 雪よ 降り注いでくれ 僕らの上に
あらゆる所へ 降り注いだなら 世界を 白で 埋め尽くし
未来と向き合うそのために 全てをリセット
もう一度 ゼロから


3 EVERGREEN


この景色は 緑のまま
一瞬の永遠の中で きっといつまでも
常緑のまま

僕には
初夏の新しい 光の中で
この瞬間が
永遠に続くよう 感じられるから


4 OASIS

砂漠の道 永遠に風の吹きすさぶ
それは体から生気を搾り取る 出口は無い

乾ききった風 燃え尽きんとする太陽
オーバーヒートしたエンジンを わきに投げ捨ててしまう

何も無い世界で どこへ行けばいいのか?
強い眩暈 蛇の毒 だんだん 参ってきた・・・

上昇する体温 私を囲んで 死神が踊る
月と太陽は 飽きもせず 馬鹿げた追いかけっこ
手招くオアシス 遠く地平線に揺れる 蜃気楼か どうか?
眩暈がする 催眠術にでもかかったか 誘われるよう・・・

最後のタバコに 火をつける 己の運命を見定める
あの場所へ 行くべきか? それとも 引き返す?

答えもない

眩暈に抱かれ・・・
私の周り 至る所で 破壊と創造が
いつもの 馬鹿げた追いかけっこ 飽きもせず 繰り返す


5 A DROP OF COLOUR


移り行く時代は 混乱の支配下 街にはわめき叫ぶ声が満ちる
僕の描く君への想いは このノイズの中にあって どうやって君に 届いたのだろう?
一体どうして君は このような世界にあって 君だけは 僕を分かってくれるの?

君は僕の乾いた肌を 優しく 癒してくれた
ひとしずくの色彩は 僕を救った
来る日も来る日もさらされて来た 運命から

その色彩の雫とはまるで 雪の吹き溜まりから覗いた 一輪の花

何と優しく 春風は歌うのだろう
何と深く 遠く山々は息づくのだろう
君に見せたい 沢山たくさん・・・

ああ 何故憎しみは さらなる憎しみをもたらす?
果実は長く見捨てられ 腐敗を急ぐ この国は飢えているのに
心を失くしているから 腐りゆくものにも
自らの飢えにさえも 気付かないなんて!

何と優しく 春風は歌うのだろう
何と深く 遠く山々は息づくのだろう
君に見せたい 沢山たくさん…

そう遠くないうちに… 近い未来に…きっと きっと


6 SHALLOW SLEEP


そう 君に会った

君に会えるんだ この浅い眠りが 覚めるまでなら

風景画に色はない 彩度の失われた景色・・・


7 NEW DAYS DAWN


君はそれで 「真実」を知っていると いうのかい? 本気?
それはこの世に ひとつだけ もしもさ君が 今死んだなら
君は「真実」の かけらすら 掴めないままだというのに

君の横に立ってる奴に聞いてみな
ひょっとしたら そいつが「真実」を 知ってるかもな
だが 「それ」も 在るとは限らない

どうして光なんぞを祈るんだ?闇こそが 「真実」を 生み出すというのに

君の回りは ペテン師ばかり 「偽り」には 真実と違って 沢山の顔がある
まだ君は背を向けているのかい?歴史に深く根付いた事実 巧妙に張り巡らされた嘘
誰も抜け出せないよ 試みるも無駄

ホラ どうして光なんぞを祈る? 闇こそが「真実」を生む

新しい時代の幕開けだ さあゲームを始めようじゃないか
勝者を崇めよう さあホラどうした ゲームを始めよう お前の番だ・・・

ホラ 選ぶんだ 賽は投げられた 後には引けない

もう戻れないさ お前の答えは? 賽は投げられた 後には引けない
「神のご加護がありますように」 そんなのただの でっちあげ

新しい時代の幕開けだ さあゲームを始めようじゃないか
勝者を崇めよう ホラどうした さあゲームを始めよう お前の番だ・・・


9 A CAPE OF STORMS


ああ どこへ流される? 舵の利かない船
私の叫びは飲み込まれ 荒れ狂う海に 迷う

愛はどこへ消えた? いつかたどり着くことは 出来るのか?
内に抱えるこの痛みが 嵐の岬にこだまする

貴方は決して気付かないだろう 罪の色
嵐で雲が立ち込めた時の 闇の色

幾多の影の重なる中
私は追われる 地の果てまで 抱かれて

幽霊船は 遠く彷徨う 目指す星の 何一つ無い海に
この財宝の 何と意味の ないことか

ああ どこへ流される? 舵の利かない船
私の叫びは飲み込まれ 荒れ狂う海に 迷う

愛はどこへ消えた? いつかたどり着くことは 出来るのか?
内に抱えるこの痛みが 嵐の岬にこだまする

貴方は確かに知るだろう 罪の味
それは口の中で甘くとろける チョコレートのように

一瞬の歓喜は貴方を満たす
しかしどんな夢も いつかは 死ぬのだ

幽霊船は 遠く彷徨う 目指す星の 何一つ無い海に
この財宝の 何と意味の ないことか

これが私の運命なのか?

ああ どこへ流される? 舵の利かない船
私の叫びは飲み込まれ 荒れ狂う海に 迷う

愛はどこへ消えた? いつかたどり着くことは 出来るのか?
内に抱えるこの痛みが 嵐の岬にこだまする


10 SECRET LETTERS


忘れない
私は貴方を 忘れない
心はまだ 貴方の傍にあるから
遠く離れていても 恐れることはない


2005/09/08

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