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the silver shining --- アルバム「ray」収録


the silver shining / ray

月の光の中 眠っていたい
静けさとあなたが また私を 癒してくれるから
太陽の照る長く苦しい昼を抜け 私はあなたに救われる
月のもと 私はただ 銀色の光に包まれる

朝の輝きは 汚れさえ映す

欲しいものなど 何もない あなたと一緒に いれるなら
何もかもを失い 立ち尽くしても

太陽のもと まだ眠っていたい
でも日の出と共に あなたはまた 私を揺り起こす
そして前ぶれもなく騒ぎ立て 私を 戸惑わせる
太陽は眩しすぎるから 私はただ 眠らない夜が永遠に
続くようにと 願ってしまう

夜は 街中の安らぎを 灯す

欲しいものなど 何もない あなたと一緒に いれるなら
全てを投げ出し まだ見ぬ海へ
漕ぎ出していこう 太陽の中を・・・

切ない日々に 心は泣いた ちぎれた恋は 彷徨うばかり

欲しいものなど 何もない あなたと一緒に いれるなら
何もかもを失い 立ち尽くしても
月のほとりに 全てを置いて ここを出発する時が 来るだろう
だからどうか 私と一緒に いて欲しい
そうしてくれたら 私は全てを 投げ出し まだ見ぬ海へ
漕ぎ出していこう 太陽の中を・・・


解釈

月の光は優しさと安らぎを、幻のような危うさでもたらす。太陽の輝きは現実を、残酷なまでに見せ付ける。
ちぎれた想いはを彷徨い、願い現実との間に溶けていく。

夜の静けさに逃げ込んで、眠っていたい、起きたくないと漂う僕。でも終には決意する。
「月のもとに全てを置いて、私たちは出発するだろう」「漕ぎ出していくよ、太陽の中を」・・・現実の輝きの中へと。


単語意味

  • 「silver」月の色。日本では黄色、西洋では銀。
  • 「want to〜」〜したい。
  • 「sleep」眠る、という自動詞。
  • 「with」「同伴」を表す前置詞。「〜と一緒に、共に」
  • 「silence」沈黙、静けさ、忘却。
  • 「heal」(外傷)を治す。(病気を治すのはcure)、悲しみなどを癒す。
  • 「again」再び、もう一度。
  • 「through」前置詞「〜を通してずっと、〜の間じゅう」。副詞「〜を終えて」
  • 「trying」動詞「try」の形容詞形。苦しい、辛い、という意味。
  • 「day」日、特にnightに対する語として日中、昼間を指すことあり。
  • 「save」(危険・困難から)〜を救う、守る。
  • 「shining」ここでは光、輝きを表す名詞「shine」と同様の意味で用いられる。
  • 「veil」は、ヴェールで覆う、包む、隠す、の意味を持つ他動詞。
  • 「sunrise」日の出、暁。
  • 「wake」目を覚まさせる、という他動詞。
  • 「with」は同伴の意味では「〜と一緒に」、手段・道具の意味では「〜を用いて」。
  • 「fuss」大騒ぎ、不満、口論、を意味する名詞(擬音語)。
  • 「make a fuss」騒ぎ立てる、不平を言う。
  • 「notice」通知、通達、予告。
  • 「without notice」予告なしに。
  • 「confuse」〜を困惑させる、〜をまごつかせる。
  • 「(the)longest」でlongの最上級「最も長い」。
  • 「sleepless」は眠れない、不眠の、休むことのない、の意。
  • 「beg」は請う、懇願する、という他動詞。
  • 「there is〜」〜がある。
  • 「nothing I want」私の欲しい物は「nothing」→欲しい物はない。
  • 「I stay with you」私は貴方と一緒にいる。
  • 「stand」立つ。
  • 「still」静止した、じっとした、静かな、平静な、という意味の形容詞。
  • 「close to〜」〜に接近して、ごく近く。
  • 「stay」ある状態のままとどまる。
  • 「with」同伴を示す。
  • 「lose」〜を失う。
  • 「sail〜」〜を渡る、航行する。
  • 「命令文+ and 〜」で「〜しなさい。そうすれば〜。」 条件が満たされた場合の結果を後に述べる。
  • 「never」語源は「not+never」。今までに一度もない、から、決して、の意味に。
  • 「have never gone」行ったことの無い
  • 「gone」には、行ってしまって帰ってこない、というニュアンスがある

「have gone」は通常、「行ってしまって今はここにいない」の意味で使う。(現在完了形、完了の用法) neverを用いての現在完了経験の用法では「have been to〜」を使うのが普通。(行ったことがある、とかないとか。) しかし、(米)では「have gone」を経験用法で用いることあり。


2005/9/9
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