L'Arc-en-Ciel(ラルク・アン・シエル)アンオフィシャルファンサイト
D ---DAYBREAK'S〜driver's high
DAYBREAK'S BELL「夜明けの鐘」 「daybreak」夜明け、日の出、朝焼け。「bell」鐘 未来は水平線の向こうから顔を出す。夜明けの光は圧倒的な存在感で世界を揺らす。・・・夜明けの鐘。空気の響くその瞬間、過去と入れ替わりで「明日」という時間が始まる。朝焼けに包まれて、世界はまた「今日」も再生していく。 過ちも悲しみも浄化し、一から再生して欲しい、と。澄み渡る光の中で、狂気も劣化し兵器さえも草花の苗床になるほどの平和を願う。 (DAYBREAK'S BELL / KISS) days「日々」 (milky way / HEART) dearest love「君に対して抱いていた、持てる限りの愛しいこの想い」 「dear」親愛な、愛しい、大事な。 「dearest」dearの最上級。最愛の、最も大切な、 「love」恋人、愛人、慈しみ、愛情、大事な人、などの名詞。 最初は「最愛の人」だと思っていましたが、日本語歌詞部分と照らし合わせると「love」は「恋人」よりも「愛情」というニュアンスの方がしっくり来る気がします。 「deareset love」とは、貴方に対して「描いていたこの想い」であって、「空高く何もかもが燃えてゆく」と歌われた、「何もかも」に他ならないのではないでしょうか? とは思いつつ、やっぱり「最愛の人よ」との呼びかけに聞こえなくもないです。 またdearには「非常な犠牲を払った、」という意味もあります。過度に大事にし過ぎたり、恋慕うことは「非常な犠牲を払う」ことになるようです… (Dearest Love / True) Dear my love「私の愛しい大事な人よ。」 「dear」親愛な、愛しい、大事な、という形容詞。想いを込めて大切にしている、といったニュアンス.「my love」で、私の恋人、大事な人 (silent letter / REAL) Deep inside I go「内深くを僕は行く」 「deep」形容詞「深い」「inside」内側 「go」行く、という意味の自動詞。行ったっきり帰ってこない、というニュアンス含む。 (Spirit dreams inside -another dream- / SMILE) desperate「絶望的さ」 語源は「望み(sperate)の無い(de)」 病気・事態などが絶望的、回復の見込みの無い、という意味をもつ形容詞。hopelessとは異なり希望はまだ少し残っている。また、欲しくてたまらない、したくてたまらない、必死の、命がけの、などの意味もある。 「絶望的さ、廃墟で好きなだけあがいてみればよい」―絶望の淵に立たされてなお、幻のような希望にすがりつきもがく様が、この冒頭の一単語で表現されています。 (死の灰 / ray) destruct「自ら滅びを選んでみるか」 「destruct」(ミサイルなど)を自爆させる。「破壊する」の意味なら、「destroy」。「destruct」には、他動詞の用法しかないので、後に「yourself」が省略されていると考えると、「destruct yourself」(自分自身を自爆させてしまえ)という命令文になる。 または「yourself」ではなく「the world」のように考えることも出来るかもしれない。 ただ破壊行為を促がすだけではなく、「もともと対象が滅びを含有している、滅ぶべき運命を背負っている」といったニュアンスが感じられます。 (死の灰 / ray) Devil's walk in the strawberry fields「愛を踏みつけ悪魔が横行する」 「the Devil」悪魔でありサタンであり、年老いた蛇、巨大な竜。全人類を惑わす者 「walk」横行、「strawberry fields」イチゴ畑。イチゴは愛の女神の象徴。 黙示録に書かれた封印された巻物に関する予言によると、天使が7つの封印を解き子羊が神の巻物を開くとあらゆる災いが地上に降りかかるそうです。それを目撃したヨハネは、既に開かれた巻物をある天使から受け取る際にこう言われます、「受け取って食べてしまえ、それはあなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い」と。 正しき者を選ぶため、天上は地上をあらゆる悲惨さでうち殺してしまうという啓示。それら全て神の意思なのです。その事をhydeが「悪魔の横行」と言っているのだとしたら。 魔王ももとは堕天させられた天使のこと。愛と至上の幸せを約束してくれるはずの神が、このように人々を苦しめるのなら、神から出る蜜のような言葉を信じる意味などどこにあるというのだろう?もしかしたらhydeはそういうことを言いたかったのかもしれません。 (Promised land / HEART) dive to blue「青色の中へ沈んでいく」 「dive」頭から飛び込む、〜めがけて急降下する。「blue」詩に見られる表現として青海、青空、未知、という意味がある。 「blue」の中にドッポーン、という意味なら、「to」ではなく「into」を使いそうなものです。「to」はあくまで方向しか表しません。そう考えると、「dive to blue」という詞からは「blue」に向かって急降下、ドッポン☆で終わりではなくいつまでもスピードを持ったまま空の奥の奥へと沈んでゆく、そんなイメージが湧き上がります。底の知れない空の高さを表しています。 また、blueには未知、という意味があります。ワンパターンの未来ではなく、果てない夜空の向こうに待っている未来、神を除けば誰も知ることのできない未来―そんな未来に、怖れることなく、戸惑うことなく、ダイブしていく勇気を、この曲の音と詞が促してきます。 (DIVE TO BLUE / ark) Don't be ignorant,show your colors!show your colors!「無知を振る舞う気?そんなのやめて、ホラ見せなよ!君の色を!」 「Don't」〜するな(禁止の命令文)「ignorant」知らない、無知の、馬鹿げた、不作法な 「show」〜に・・・を見せる 「color」色 「Don't be ignorant」は直訳で、「知らない状態でいるな。」 「いい子ぶって、ちゃんと知ってるんだろ、君のやり方を」というカンジでしょうか。 (Lover Boy / SMILE) Don't be shy,show your love!show your love!「隠すなよ、愛を示せ。愛を!」 「Don't」〜するな(禁止の命令文)「shy」恥ずかしがりの、臆病な、なかなかしない 「show」〜に・・・を見せる 「love」愛情 直訳では「恥ずかしがらないで、(僕に)君の愛を見せて。」 (Lover Boy / SMILE) Don't let me know your lie,your lie!「嘘はうまく隠してくれよ、嘘は!」 「Don't」〜に・・・を見せる 「let」(人)に〜させる(使役動詞) 「know」〜を知る 「lie」嘘 直訳では「僕に君の嘘を知らせないよう。」 不思議なことにkenちゃんが詞を書くと「嘘(lie)」は一つなんですね(複数形sがない)。かつて「Lies and Truth」でhydeは嘘を複数で扱っていました。kenちゃんは一つの嘘を想定しているのかもしれない。どんな嘘か…皆さんで想像してみてください。 (Lover Boy / SMILE) do it「するんだ」 (get out from the shell / STAY AWAY) Dream is Dead「夢は死んでしまった。」 「dream」夢 「dead」形容詞「死んでいる」 (賽は投げられた / Lies and Truth) Dream on till night,be sailin' on your life「僕は君の内部を泳いでいよう…夜が二人に堕ちてくるまで。」 「dream on」実現不可能なことを願い続ける。自動詞扱いなので目的語なし。 「till」〜までずっと。=until 「sail」船が航行する、帆走する。 「sailin'」=「sailing」 「life」生命、命、人生 強く願っている(dream on)内容が「(to)be sailin' 〜」だと考えました。 kenちゃんらしい詞です。花葬の英詞を思い出します。hydeならこういうlifeの使い方は見れません。 直訳では「君の命の上を漕ぎ行く」。kenちゃんは「生命」というものを、人間のコア、本質、内に在るものという抽象的な観念で捉えているような気が(花葬の詞を見る限りでは)します。それに対しhydeは「生命」をsoulに対するlife、量的な命、現世において有するもので魂よりも格下、という感じで使っています。hydeの場合人間の本質はsoulやspiritだと考えているはずです。 (Lover Boy / SMILE) drive me play with me「私を連れ出して。一緒に遊んで。」 「drive」 「play」〜をする、の他動詞ではなく、遊ぶ、の自動詞。 「with+人」〜と一緒に。 機械の窓は固く僕の逃亡を阻む。 (THE GHOST IN MY ROOM / 虹) driver's high「車をかっとばす時のドライバーの昂揚感」 「ランナーズハイ」のもじり。 (Driver's high / ark) Dune「砂丘」 「dune」風に吹かれ盛り上がった砂の小山、砂丘 色っぽい歌詞です。二人は砂になる、なんて。初期の感性にはうなります。砂でいいならどうして砂漠じゃないんだ?という点については、おそらく「デザート」って発音だとリズムが合わなかったからでしょう。多分それだけでしょう。 (Dune / DUNE) 2007/10/20 |