L'Arc-en-Ciel(ラルク・アン・シエル)アンオフィシャルファンサイト

W ---We can't〜Words into


We can't let it end

「私たちは誰も"それ"を終わらせてはいけないのだ」

「let A B」AにBをさせる(使役)

直前の「煌いた瑠璃色が胸に射さり、思い知らされる」とは、地球が朝日に照らされ闇の中から青々と立ち上る様を月から眺めている、という状況を想定した歌詞である。まさに「瑠璃色の地球」

瑠璃色の地球を目にして思い知らされること、がこの英詞の内容である。「こんなにも"美しい星"を、我々人間の手で終わらせては行けないのだ

(SEVENTH HEAVEN / KISS)


What can I do,I ask?

「私は尋ねてみる、私には何が出来るのか」

「what can I do?」私に出来ることは何か?何か出来ることはないか?という意味を示す慣用表現。 「ask」〜を尋ねる、質問する、という他動詞。

(Spirit dreams inside -another dream- / SMILE)


what is love?

「愛って何?」

(What's is love / ark)


where I am now?

「私が今どこにいるのか」

「where」=at the place where。先行詞を省略した形の関係副詞。〜する場所

直前の「tell me」の内容になっており、直訳すると、「私が今いる場所を私に教えてくれ。」

日本語歌詞中にも「愛しい人よ僕はどこにいるの」とあります。「人混みに埋もれ」「手のひらからこぼれた」あなたが遠くはなれ「見えなくなる」…人混みの中つないだ手が離れ、大事な人を見失うときの、あの喪失感寂しさは、きっと想像されると思います。

相手はおろか自分の居場所さえもはっきりしない中、「ざわめき」と「揺らめき」の狭間にあなたを見失うまいと、あなたを追いかけようと必死にもがいて、もがいて。けれど届かない

当時のL'Arcの歌は、どうしてこうも締め付けるような想いが満ちるのでしょう、曲調は必ずしも暗いわけではないのに。

「why can't I get out here?」も参照。

(The Rain Leaves a Scar / heavenly)


Where is love?

「愛はどこに?」

「where」疑問詞。場所を尋ねるときに使う

(Spirit dreams inside -another dream- / SMILE)


Where is my body where is it?

「私の"からだ"はどこにある?どこにあるのだ?」

「body」(soul、魂に対する)肉体 「where」場所を問う疑問詞

魂、意識、自己といった「inner core」の存在を目の当たりにした時点で、肉体としての「からだ」は意味をなくします。自己としての「からだ」とはつまり「意識」であるのだから…。

(Inner Core / Tierra)


white feathers

「白い羽根」

(White Feathers / Tierra)


Why am I here?

「なぜ私はここに?」

「why」疑問詞で、理由を問うときに用いる。

(Spirit dreams inside -another dream- / SMILE)


Why am I lost?

「何故私は彷徨う?」

「why」理由を尋ねる疑問詞「be lost」迷子になる、道に迷う

(Spirit dreams inside -another dream- / SMILE)


why can't I get out here?

「何故ここを出られない?」

「why」理由を尋ねる疑問詞「get out」外へ出る

人混みの中でつないだ手を離れ、「手のひらからこぼれ」落ちたあなた。僕だけが人の押し合う渦の中から「抜け出す術を知らず」あなたを見失ってしまう。取り残された僕は人に埋もれた圧力から「ふさがれ何も叫べない」。大事な人が、大事な思い出が、僕を一人雑踏に取り残してその向こうに消えていく。あなたはもう社会に万と存在する「他人」の一人になってしまったの?

人の波の中で溺れながらも、僕の胸に孤独がとめどなく溢れてくる様を思い浮かべてみてください。

where I am now?」も参照。

(The Rain Leaves a Scar / heavenly)


Why do you stare at the sky with your blurry eyes?

「どうしてそんな虚ろな瞳で空を見つめるの?」

「why」理由を問う疑問詞。 「stare at〜」一箇所をじっと見ること。〜をじっと見つめる、にらむ、じろじろ見る 「blurry」形容詞。しみだらけの、ぼやけた(※名詞形のblurでは、"霧などでかすんだもの、汚れなどで不鮮明なもの"という意味を持つ)

blurry eyes」とは、「籠の中の鳥のような虚ろな瞳」を指します。捕らわれの鳥のように視線は遠く籠の外、輝く空を虚ろに見上げる想い人。「何故そんな目で空を見てるの?ここから飛んでいきたいの?

(Blurry Eyes / Tierra)


Will you please tell me the way to the sky

「どうかどうか、君よ、私にあの空へと続く道を教えてくれ」

「will you please」willyouもpleaseも相手に依頼・要求する際に用いる。 「tell A the way to B」A(人)にBまでの道を教える 「sky」

彼女は彼を離れ、届かないもっと高いところに行ってしまいました。すぐ傍に感じるのに、指先さえ届かない。彼女のように、彼女のもとに。そう望んでを描いても空へのは解りませんでした、羽根も重力には逆らえず広がっては落ちてしまいました。僕も所詮白い羽、空はそこにあるのに、落ちていく、ゆっくりと

IntheAirで始まりWhiteFeathersで終わる「Tierra」では、結局空には届きませんでした。地につながれた者は空に自由を見ました。愛する者は無関心に空を泳いでいきました。Tierraの目指した空への道は、愛する者へと向かう切なる想いの軌跡だったのです。

(White Feathers / Tierra)


Will you still be in your dreams?

「いつまで夢の中に安住しているつもり?」

「will」未来時制を指す助動詞、「still」まだ〜、「dream」

直訳では「君は将来もまだ君の夢の中にいるだろうか?」

夢というより幻想の方が近いでしょう(in your dreamsの逆がin the new world)。現実を見ていないことを「still be in your dreams」だと表現しているのではないでしょうか。あんたが未だに安住しているその夢(dreams=幻想)から早く目覚めろ(awake)よ!と、言いたかったんだと思います。

描く幻想はひとつじゃない、貴方をがんじがらめにしている沢山の幻を振り切って、光掴もう。

(New World / AWAKE)


Wind of gold

「金の風」

「wind」「gold」金色

黄昏の中流れ頬をなでる金の風。輝く金色の風は、貴方がいたあの夏の時間さえも連れて流れてきます。「大地よまわれ少しでも早く」と歌われるものが、黄昏の先にある「未来」を指すのか、黄昏の向こうに失ったままの「過去」を指すのか。金色の光の中に覗く時間の隙間から、どこかアンニュイな風が吹いてきます。

(Wind of Gold / Tierra)


Wish is Dead

「希望は死んでしまった。」

「wish」願い、望み、希望。 「dead」形容詞で、「死んでいる」。

(賽は投げられた / Lies and Truth)


wonder tonight,be getting your jaded heart

「今夜は驚いてくれよ、僕が君の萎えた心を掴んでみせる。」

「wonder」〜とは不思議だ、〜ということに驚く 「tonight」今夜 「get」〜を得る 「jaded」疲れきった、という形容詞。動詞「jade」では、疲れさせる、疲れる、という意味に。 「jaded heart」くたびれた心

wonder tonightは命令文で、「驚け」って言ってるんだと思います。

(Lover Boy / SMILE)


Words into the silence

「言葉は静けさの中へと消えて・・・」

「word」単語、言葉、約束、消息、など。 「silence」静けさ、沈黙。音のない状態のこと。 「into」〜の中へ。場所を示す前置詞「in」と運動の方向を示す「to」が一緒になって、動きを含む前置詞になった。

「こぼれてゆく吐息はガラス玉、たくさんの光集め舞い上がってく」…水の中、らせんを描きつつ沈んでいく「僕」。口から漏れ出る言葉は、もはや音をなさず泡となって消えていく

タイトルの「ガラス玉」という響きは、ガラスの均質で冷たい、張り詰めた感じを十分に表します。さらに「silence」という単語が、きーんと耳鳴りのしそうなほどの静けさ、張り詰めた空気感を上乗せします。

音を伴うはずの「words」が、全くの無音状態である「silence」に落ちる様を想像していただければと思います

(ガラス玉 / heavenly)


2007/10/20
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