L'Arc-en-Ciel(ラルク・アン・シエル)アンオフィシャルファンサイト

アルバムによせて (2)

L'Arcのアルバムについて一言ずつ簡単なコメントをつけています。


ray
今まで溜めてきた手の内をここぞとばかりに見せ付けてくれる。その勢いとどまる所を知らず他の追随を許さずという感じ。よどむことのない一連の流れは計画的に織られた幾何学模様の美しい反物のよう。

アルバム2枚同時リリース 比較的arkよりrayの人気が高かったり | hyde ken tetsu yukihiro 1999.07.01
1:死の灰 / 2:It's the end / 3:HONEY / 4:Sell my Soul / 5:snow drop /
6:L'heure / 7:花葬 / 8:浸食 / 9:trick / 10:いばらの涙 / 11:the silver shining

  
 死の灰
次曲と合わせてrayのスタートに相応しい一曲です。hydeボーカルも聴きどころ。
  
 It's the end
歌いだし「さぁそのトランクに〜」の絡むようなメロディが大好きなんです。
  
 HONEY
疾走躍動に混じる喪失感にセンスがキラリ。初夏の眩しさにhydeの若さもキラキラリ。
  
 Sell my Soul
HONEYラストの雰囲気を引き継いで。地中海沿岸の色彩に切ないメロディが綺麗な曲。
  
 snow drop
優しくて幸福な曲。メロディも歌詞も愛情一杯です。キーの高低差が激しいので歌うのは難しい。
  
 L'heure
この曲で「タメ」ることで続く花葬は輪郭をより鮮明に。実験的。成功してると思います。
  
 花葬
この曲で私はL'Arcに惚れこみました。これとLOVE FLIESのイントロがかぶるという話も。
  
 浸食
当時のL'Arcの充実ぶりが思い出されます。彼らには才能もチャンスも実力も溢れすぎていた。
  
 trick
この曲聴いてyukihiroの才能を認めないわけには行きません。彼のリミックス達、かなり好き。
  
 いばらの涙
激しくて真っ直ぐで力強いL'Arcを聴くならこの曲が一番です。
  
 the silver shining
rayでは黒をベースに色彩を重ね、最後は白で終わります。光を束ねると色は白へ還るのです。

ark
rayark2枚同時発売で6000円という出費を、快感すら伴わせて世のオーディエンスに強いた彼らは凄い。そ知らぬ顔して「してやったり」と、思っていたに違いない。

アルバム2枚同時リリース 明るめシングルの多く選別されたリスト| hyde ken tetsu yukihiro 1999.07.01
1:foridden lover / 2:HEAVEN'S DRIVE / 3:Driver's High / 4:Cradle / 5:DIVE TO BLUE /
6:Larva / 7:Butterfly's Sleep / 8:Perfect Blue / 9:真実と幻想と / 10:What is love / 11:Pieces

  
 foridden lover
hydeの叫びが全てです。何故禁じるのか誰が許さないのか―重要な問いではないでしょうか。
  
 HEAVEN'S DRIVE
yukihiroがこの曲を取り挙げて、hydeは凄いと褒めていたのが印象的。パンクverも良い。
  
 Driver's High
自殺志願の歌というより「人生最後まで太く生き抜こうぜ」というメッセージなのだと思う。
  
 Cradle
こういう曲を臆面もなくエッセンスとして組み込めるのがL'ArcのL'Arcらしい所。
  
 DIVE TO BLUE
あおり青春の応援歌。この曲が無ければ今のような性格ではなかったかもしれません。
  
 Larva
次曲へのつながりのなんと巧く計算されていることか!ユッキー万歳。胴上げしたい。
  
 Butterfly's Sleep
Larvaから続くスリリングな雰囲気に、サビで感情の昂じたボーカル。脳内麻薬な一曲です。
  
 Perfect Blue
南の島の真っ青な海、優雅なメロディ、澄んだ声。皮肉な歌詞を乗せた心地よいウクレレ。
  
 真実と幻想と
深淵な歌詞にはとても共感出来ます。どこか多国籍な風の吹く、哲学的テンポを感じる曲。
  
 What is love
愛を定義する歌は数知れませんが、この歌のように本音を赤裸々に白状した歌はそうないでしょう。
  
 Pieces
この曲には大切なことを教えてもらいました。未来を担う子供たちに寄せた歌だそうです。

REAL
世紀末という時代を反映しての、終末・破滅・救済・未来といったテーマが重い。幸福をむさぼり求めるのではなく、「人間」として普遍的で微かな幸せを真摯に祈る。現実を冷笑するだけでは終わらない。

このアルバムを以ってアルバムリリースは3年半のお休みに入る | hyde ken tetsu yukihiro 2000.08.30
1:get out from the shell / 2:THE NEPENTHES / 3:NEO UNIVERSE / 4:bravery /
5:LOVE FLIES / 6:finale / 7:STAY AWAY / 8:ROUTE 666 / 9:TIME SLIP /
10:a silent letter / 11:ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE

  
 get out from the shell
全英詞になってさらに格好良く!歌詞カードの内面同様、一瞬ドキリとするアルバムの立ち上がり。
  
 THE NEPENTHES
まとわりつく女声が巧く利いています。絡むhydeの声も強姦並にいやらしい。
  
 NEO UNIVERSE
新世紀の幕開けにふさわしい曲です。新しい未来がこの曲のように色彩と光で溢れますよう。
  
 bravery
色々な捉え方があるだろうと思われます。私は否定しません。むしろ背筋の伸びる思いです。
  
 LOVE FLIES
あおりの思うL'Arcの最高傑作。光の織り合う非現実な音空間に、至福の喜びと永遠の存在を感じます。
  
 finale
不安喪失虚偽哀切幻想破滅枯渇世紀末現代的刹那的悲嘆この上ない。NEO〜とセットな所も憎らしい。
  
 STAY AWAY
サビが低空飛行を保つ中でこのスピード感と爽快感。この曲くらいがむしゃらに生きてみたい。
  
 ROUTE 666
乾いた風を切って突き進むのは、悪魔の数字を冠した道。未来なんて恐れるな、そう言わんばかり。
  
 TIME SLIP
ラストの静寂への導入。ちらちらと光るスパンコールのようなギターが耳に残る、どこか懐かしい曲。
  
 a silent letter
静まり返った深海で涙がきらきら光ります。子守唄のように優しく聖歌のように切実な、祈りの歌。
  
 ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE
硬質なスタートに対しラスト3曲は抽象画のよう。新世紀の光を眼前に、余韻を残して終わります。

SMILE
それまでの批判精神・超現実的見地から一転、ブランク明けのL'Arcは現実の枠を認めた上で、彼らなりの「世界の楽しみ方」を提案し始めた。hydeが「SMILE」をタイトルに選んだ意を汲んでいきたい。

第3期L'Arc始動 | 2004.03.31
1:接吻 / 2:READY STEADY GO / 3:Lover Boy / 4:Feeling Fine / 5:Time goes on /
6:Coming Closer / 7:永遠 / 8:REVELATION / 9:瞳の住人 / 10:Spirit dreames inside

  
 接吻
腹に響く低音で始まりサビで膨らむこの曲は、一瞬で聞き手を異空間へいざなってくれます。
  
 READY STEADY GO
1・2・3曲目にかけての流れは絶品。この曲でL'Arcは2度目の復活を果たしたのです。記念碑的一曲。
  
 Lover Boy
演奏のかっこいいこと!低く抑えながらも聞き手を威嚇するhydeボーカルは、まるで地を這う蛇のよう。
  
 Feeling Fine
何も考えず手拍子打ってメンバーと共に楽しみたい。平気平気、I'm Fine!と、ラフに生きていきたい。
  
 Time goes on
この曲を聴くと「SMILEだなぁ」と思います。tetsuの優しいところが前面に出た、触り心地の良い曲。
  
 Coming Closer
歌詞テーマも普遍的なら曲の展開も新境地。L'Arcらしさと新しさがパンパンに詰まった一曲。
  
 永遠
責めず疑わずただ相手を受け入れ愛する、というこの曲ほどのスケールは、これ以前には見られません。
  
 REVELATION
yukihiroの曲にhydeがメロをつけたコラボ。メンバー全員で吹き込んだ掛け声もいい味出しています。
  
 瞳の住人
ひらりひらりと細く降る春先の雪のように、透明で哀しくて儚いけど優しくもあり暖かくもある穏やかな曲。
  
 Spirit dreames inside
映画「ファイナルファンタジー」EDとして世界に流れる。あおりは初聴で「L'Arcもここまで来たか」と思った。

AWAKE
昇華されたソロ経験。余裕と自信を語る音。無償の愛を突き詰めた渾身の歌詞。らしさアリ遊びアリ冒険アリのボリュームたっぷり12曲。手を伸ばせば何かに届きそうな予感さえする飛躍の一枚。「目覚めて欲しい、歌詞もよく聴いて欲しい」とhydeも本気だ。

10枚目のアルバム 12曲入ったのは初 | hyde ken tetsu yukihiro 2005.06.22
1:New World / 2:LOST HEAVEN / 3:叙情詩 / 4:TRUST / 5:Killing Me / 6:AS ONE /
7:My Dear / 8:EXISTENCE / 9:自由への招待 / 10:Ophelia / 11:星空 / 12:twinkle,twinkle

  
 New World
サビ作曲と作詞監修でhydeが干渉するも、初のyukihiro作詞作曲シングルとなった曲。強い上昇気流。
  
 LOST HEAVEN
ざらざらとした砂の感触、乾いた肌をさする風。茶けてかすれた空の向こうに失った楽園が見えるよう。
  
 叙情詩
バカンスのゆったりとした時間に乗せて甘く強くささやく愛の誓い。「虹」を解きほぐしたような曲。
  
 Killing Me
L'Arcで録り直せば666だって赤味が差すのだろう。L'Arcは音に生気がある。聞き手も釣られて上気する。
  
 TRUST
神へ通じる光の門を叩くような、漏れ入る輝きの眩しい曲。疑問詞の多い歌詞に強く突き動かされます。
  
 AS ONE
頭に訴える複雑な歌詞、身体に訴える強い音、心に訴える深いボーカル。深部に重く響く全てが快感。
  
 My Dear
モーフィングしていくような展開を目指したというアレンジ担当のken。同心円状に広がる空間。
  
 EXISTENCE
ハードに荒っぽく始まったと思えば急に身体ごと宙に持ち上げられるような軽さ。この舵取りこそken曲。
  
 自由への招待
ふっ切れた爽快さ。このテンポとリズムに韻を踏んだ歌詞と来て、こちらもじっとなんかしてられない。
  
 Ophelia
夜、ジャズの流れる店でカクテル片手に溜息をつく、そんな大人の憂い。サビのゆらめくメロディが切ない。
  
 星空
L'Arc王道の聞かせる音に、戦争の愚かさを歌うhydeの声が見事にシンクロ、味わい深い傑作に。
  
 twinkle,twinkle
盆踊りのように皆で楽しめる音を、とken。キラキラというタイトル通り、楽しく可愛く後味が良い。

2005/09/15
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