L'Arc-en-Ciel(ラルク・アン・シエル)アンオフィシャルファンサイト

Y ---you are〜you're floating


You are aside of me every day.

「星の瞬きが見えない夜でも、分かる、いつでも君は、僕の傍に居る」

「aside」副詞[わき(side)に(a)]傍に、「aside of〜」〜のそばに、近くに、「everyday」毎日、「every」あらゆる、どの・・・も、あらん限りの、可能な限りの

everydayが分離していることを考えると、たとえどんなことがあったとしても「あらゆる時、あらゆる季節、いつも変わらず」想い続ける、という意味合いが込められているのかもしれません。

日本語歌詞では「君が傍に居るだけでいい」と歌われます。星も瞬かない暗い夜なら、僕がとなって君を暖かく愛していよう、不安な夜も君に木漏れ日の穏やかさを届けられる存在でいよう、と願います。愛に溢れた僕は輝いていて、愛する自信に満ちています。

(叙情詩 / AWAKE)


you fly over the earth

「君は大地の上を飛ぶ。」

「fly」飛ぶ、舞い上がる。 「over」原義は「あるものが他のものの真上に広がりをもって位置する(avobe+covering)」。 〜の上に、〜を覆って、〜を越えて、の意味の前置詞。 「earth」地球、大地、現世。

聖書では「heaven」(天国)に対する言葉として「earth」(地上)が使われます。

また「fly avobe the earth」だとただ地面の上空に飛び上がる感じですが、「fly over 〜」とすることによって地上に広がる空を自由自在に羽ばたくというニュアンスを感じさせます。

現世と業に縛り付けられた「僕」と、天に近い空を羽ばたき僕を見下ろす「君」。 earthheavenearthground。 earthという単語は、「君」と「僕」の 空間的・概念的な対比を見事に表現しています。

(In the Air / Tierra)


you get out from the shell

「お前はその殻から這い出る」

「get out from」〜から出る。=get out of〜 「shell」

(get out from the shell / STAY AWAY)


You have no bravery to know the truth

「あなたたちは、本当のことを知る勇気なんて持ち合わせていないんだ。」

「you」他の日本語の歌詞中には、「あなた」ではなく「あなたたち」で出ている。 「bravery」勇敢さ、勇気(ある行為)。勇気を指す語には「courage」もあります、「bravery」はこの語よりもより日常的なニュアンスが感じられます

(bravery / REAL)


You have to make my way

「僕の未来を切り開いて」

「have to〜」〜しなければならない。 「way」道、という意味の他に、 進路、進行、前進。 「make one's way」(苦労して)進む、生活の苦労をする、成功する、出世する。

〜しなければならない、には「have to〜」の他に、「must」を用いるが、 「must」は話しての命令(主観)を示し、 「have to〜」は外因要素から生じる必要性を含意する(客観)、と解釈する場合もある。

(LOVE FLIES / REAL)


You treat me like a dog・・・

「君は僕をまるで犬のように扱う・・・」

「treat〜」〜を扱う、「like」〜のように、「like a dog」犬のように

トリック、オア、トリート!」お菓子をくれないといたずらするゾ!ハロウィンでおやつをねだる子供は、家々を廻りながらこう叫びます。treatにそんな意味があるのなら、僕はそれこそ犬のように餌付けなどされていそうですね、「いいこね、ごほうびよ・・・」みたく。そんなこと言われて芯から痺れて貴方しか見えない、って感じの歌なのでしょうか。

(Taste of love / DUNE)


You wanna come along on route666

「このroute666を俺と一緒に行きたいんだろう?」

「wanna」「want to」。 会話での発音を元にした表記。 「want to」→「ウォントゥ・トゥ」→「ウォン・トゥ」→「ウォン・タ」→「ウァナ」→「wanna」。 「come along」同伴する。 「along」は、〜に沿って、という副詞。 「route666」アメリカの国道66号線「route66」のもじりです。 詳しくは「route666」参照。

(ROUTE 666 / REAL)


You will help us  we will help you

「(真実を分かち合うことは出来ないけれど、)僕らは互いに手をさしのべ合うことなら出来るんだ。」

「help」手伝う、助ける、手助けする、役に立つ。

(bravery / REAL)


you would dance・・・I feel heavenly

「君が息づく君が笑う・・・あまりに綺麗で言葉にならない」

「would」現在時における可能性・推量。もしくは過去の習慣・習性。 「dance」ダンスをする、飛び跳ねる、跳ね回る、躍動する。生命感を表す動詞。 「feel」〜を知覚する、感じる、触れる 「heavenly」素晴らしい、とても楽しい、美しい、綺麗だ、素敵だ

静かの海に一人残され青い大地を見下ろしている僕の気持ちが歌われます。君のいる場所、僕の生まれた、あの青い星・・・。きっと君はあそこで笑いながら跳ね回ってるんだね。そう信じるだけで、僕は大丈夫なんだ。ここにいる僕の願いはそこにあるから、君が踊ってくれるなら。いつまでも一人でここにいるよ。

(静かの海で / heavenly)


you're floating in the air

「君は空気の中に浮遊する。」

「float」原義は「物体が沈まず、流動体の表面あるいは中にとどまる。」 浮かぶ、軽やかに動く、あてもなくさまよう、など。 「in the air」in the air参照。

floatという単語が、空の色を真っ青に染め、天球の底を深くする役割を果たしています。まるで南の海の青さを思います。 さらにairが、映像に透明感をプラスします。目に見えない空気の流れの中、静かに浮遊する「君」を容易に想像させます。

そう考えるとYou fly over the earthからも、ビュンビュン飛ぶのでなく、自由にゆっくり大地を俯瞰しつつ空を泳、ぐというニュアンスを感じます。

(In the Air / Tierra)


2005/08/09
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